集客率を倍増させるオリジナル幕、懸垂幕・横断幕とは
同じようにオリジナル幕を作っても、こちらのイベントでは集客率がよくて、隣町の同じようなイベントには客が集まっていない~。そんな光景を目にしたことはないでしょうか?こういう現象に対して、何の不思議も感じずに通り過ぎるのは当たり前ですが、たとえば広告代理店や製作会社の人間からすると、「何と勿体ない」と思える光景がけっこうあるものです。
オリジナル幕とも呼ばれている懸垂幕・横断幕とは、「幕」と名が付くものをオリジナルで作成したもの。自分でデザインした作品もあれば、のぼり旗専門店のようなショップのデザイナーに頼んで仕上げてもらったものもあります。いろいろですが、とにかく自作の幕であればみんなオリジナル幕と呼ばれています。
ところが、どう見ても“オリジナルであるが故に失敗している幕”がけっこうあります。コレならプロにお任せした方がいいのにとか、既製のぼりのアイディアをもらった幕なのに、明らかにバランスが崩れていて台無しになっているとか~。せっかくお金をかけて作るのですから、完璧な集客力をもたせたいものです。
発想の転換でオリジナル幕がパワーアップ
①キャッチフレーズが違う。
②客層にあわせすぎない意外性をもっている。
③オリジナル幕の使い方が奇想天外だ。
④普通の懸垂幕・横断幕とは異なる使い方をしている。
⑤デザインのバランスが素晴らしく、色使いも素晴らしい。
⑥幕に入っている文字や要素が少なくて一目瞭然。
⑦既製のぼりなどからのパクリがうまい。
出来映えのいいインパクトのある懸垂幕・横断幕とは
広告代理店・制作プロダクションのプロが、イベントで使われているオリジナル幕をみて、「ここが違うな」と思える点を分析したのが上記の①~⑦です。本来、懸垂幕・横断幕とは、応援したりメッセージを送ったりするために発展・進化してきたツールですから、多くの要素を入れるものではありません。
基本はキャッチフレーズやタイトルが幕の中心にドカンとあって、それを受けるサブタイトルと呼ばれるものはタイトルの2分の1程度の小ささで1本。あとは日付や期限、限定数などを並べる程度です。文字数が少なく、大きくなるほど目立ちます、余分な文字や呼びかけ言葉を省いて、“コレ1本のキャッチフレーズで勝負しているオリジナル幕”が集客力を高めています。
出来映えのいいオリジナル幕を作るために
①できるだけ短いタイトルやキャッチフレーズを作ってみよう。① できるだけ短いタイトルやキャッチフレーズを作ってみよう。
②文字の色とオリジナル幕の色の組み合わせを工夫しよう。
③タイトルは大、サブタイトルは小など明確な違いを付けよう。
④オリジナル幕の使い方の固定概念を捨てよう。
⑤キーワードは図形化してメリハリを付けよう。
⑥会場の大きさと幕の大きさのバランス(可視率)を大事にしよう。
懸垂幕・横断幕とは、先にもお話ししたように非常にシンプルな役目を担わされたツールなので、基本的に欲張るのをやめてシンプル・イズ・ベストを心がければうまくいきます。イベント会場に貼り出してみると、ビックリするほど小さかったりすることがあるので、「イベント会場の大きさと可視率」は、最初の段階から計算しておきましょう。